タイムカードでスタッフのコンディションを確認。勤務時間に対する意識も変わりました。
粉もん屋とん平 江坂公園店
七松 章 さま
以前は他の勤怠管理サービスを使っていたと伺っています。スマレジ・タイムカードに変えた理由を教えていただけますか?
もともとは静脈認証で出退勤ができるサービスを利用していましたが、静脈認証の精度に不満があったので、より使い勝手の良いものを探していました。そんななか、2015年にスマレジのPOSを初めて導入したときに、タイムカードの存在を知りました。
まずは、リース期間の満了やハードの故障などのタイミングで、徐々に各店舗のPOSをスマレジに入れ替えていったんです。去年、全店舗のレジの入れ替えが完了したタイミングで、スマレジ・タイムカードを導入しました。そもそも、スマレジが使いやすくて気に入ったことも、同じシリーズのタイムカードを導入した理由のひとつです。
最初の1ヶ月間は、打刻の操作感を試しながら、経理が必要とするデータが揃っているかどうかを確認するために、もともと使用していた勤怠管理サービスと並行して使っていました。そのうえで、問題ないと判断して有料プランでの導入をスタートしました。
初月は無料でお試し導入できるので、そのメリットを最大限に活用してしっかりサービスの良し悪しを見極めていただいたんですね。スマレジ・タイムカードの導入の決め手となった点はどんなところでしたか?
まずは、スマレジ用に全店に導入したiPadを使って、出退勤の管理もできること。ひとつのiPadでふたつの役割を担えますから、コストも抑えられます。打刻の画面が見やすくて、操作がシンプルなところも良かったです。
勤怠管理に多くの機能は求めていなかったので、必要なことができて、アルバイトからパートまで誰もが直感的に操作できることが重要でした。あとは、出勤した人の顔が見れるのはポイントですね。
顔写真を撮影して打刻する、簡易認証機能を利用されているんですね。具体的にどういう点にメリットを感じているんでしょうか?
お店って、ともすると離れ小島になってしまうんです。その場所に出勤して、朝から晩まで長時間働いて、そこからまた帰宅する。各店舗と本部の「人と人がつながるような仕組み」があるといいなと思っていたときに、スマレジ・タイムカードの存在を知ってこれだ!と思いました。
顔写真を見ることで従業員の様子がわかりますし、特に意識しなくても顔を見ることができるというのは、僕らのような飲食業にとってはメリットだと思います。健康状態や楽しく働けているかどうかなど、写真からわかることってたくさんあるんです。
飲食店は長時間勤務になることも多いと聞きますから、やはり従業員の皆さんの体調管理は気になりますよね。
実は、スマレジ・タイムカードを導入したことで、勤務時間に対する意識改革も起きています。シフトを組むときに、まず一番最初に見るのがこのタイムカードです。スタッフの勤務状況を確認して、営業日に対してきちんと予定を立てて人をアサインしていくことができるようになりました。
昔は長く働くことが美徳なんていう考え方もありましたが、今はそういう時代じゃない。頻繁に勤務時間をチェックして「無理のないように、許容範囲内で勤務しているかな?」というのを確認しています。休むときはしっかり休んでもらって、元気に働いてもらう。結果的にそのほうがスタッフのパフォーマンスも上がりますよね。
シフトが見えるようになったことで、勤務時間を上手にコントロールできるようになったということですね。管理画面の権限設定も利用していますか?
もちろん設定しています。店舗ではその店舗のものだけを見ることができて、マネージャーはマネージャーの権限、店長は店長の権限...という風に、権限設定して使っています。設定のやり方もわかりやすくて、簡単でした。
スマレジとタイムカードは連携して利用していますか?
連携はしているのですが、今はまだそのデータを活用するところまでは至っていません。曜日別で人件費と売上をグラフで見ることができる機能などがあれば、過去の傾向から対策を練るなど、より効率的な店舗運営のために活用できるのではないかと思います。連携とは関係ありませんが、スマレジを導入したことで、店長会議での会話の中身もずいぶん変わりました。誰かが指示したわけでもないのに、店長たちがスマレジのデータを見て、自分たちで資料を作って話をするようになったんです。売上が感覚ではなくてデータで可視化されるので、みんながそれをもとにロジカルに物事を考えることができるようになりました。
常に管理画面で売上を見ることができるから、そこに課題や可能性を見つけて、スタッフが自発的に動き出すという風に変わっていったんですね。スマレジとタイムカードの連携データの見せ方については、今後の改善の参考にさせていただきます。貴重な意見をありがとうございました。最後にお店のPRをお願いします。
粉もん屋とん平は、1972年に阪急豊中駅前で創業しました。1978年から提供し続けている変わらぬ味の創作鉄板焼きのメニューに加えて、年々考案される新メニューの数々も自慢です。また、関西ではめずらしいもんじゃ焼きも人気です。日本一鉄板の綺麗なお店を目指して、スタッフ一同皆さんのお越しをお待ちしております。
今回のケーススタディでは、スマレジとスマレジ・タイムカードの導入によって、労働環境が改善されて、スタッフの皆さんの意識まで変わったというお話を伺うことができました。
取材に伺ったのはランチタイム前だったのですが、ランチタイムが始まるとたくさんのビジネスマンで賑わっていましたよ。地域のお客さまに愛される老舗の鉄板焼き屋さん、粉もん屋とん平に、是非足を運んでみてください。大阪を中心に9店舗展開されています。