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勤怠管理の目的とは?
管理者が知っておきたい
重要性とその方法

飲食店経営者や小売店業者(以下「管理者」)は、事業を行う際に従業員が満足して働ける環境をつくることが大切です。
これは、従業員の生産性や満足度を向上させるための大きな課題であり、管理者は適切な勤怠管理をしなければなりません。
ここでは、管理者が知っておきたい勤怠管理の目的をはじめ、重要性や具体的な方法などについてご紹介いたします。

そもそも勤怠管理とは

勤怠管理とは、雇用主が従業員の就業状況を管理することです。具体的な管理内容には、以下のような記録が挙げられます。

  • ・従業員の出退勤時間
  • ・労働時間
  • ・休憩時間
  • ・深夜労働時間
  • ・時間外労働時間など

勤怠状況を的確に把握することで、1日の労働時間だけでなく労働日ごとの始業時間や終業時間の管理にも役立ちます。さらに、欠勤や遅刻、早退、有給休暇の取得状況などの管理は、従業員の過重労働を防ぐほか、適切な人材配置や労働生産性の向上なども期待できるでしょう。勤怠管理の必要性は、「労働基準法」によって規定されており、その内容からは農林水産業など天候が左右する一定の業種を除き、従業員を雇う大半の事業所に勤怠管理義務があることがわかります。

また、勤怠管理は原則すべての従業員が対象になることや、2019年の働き方改革によって義務付けられたことも押さえておきましょう。さらに、労働者が50人以上の会社では、産業医の選任によって従業員の健康管理を行うことが必要です。一方、労働者が50人に満たない会社でも医師や保健師への勤怠情報提供に努めなければなりません。管理者は、その点についてもしっかりと把握しておきましょう。

なぜ行うの?
勤怠管理の目的とは

勤怠管理は、従業員個々の就業状況を管理するものです。しかし、どのような目的があるのかご存じでしょうか。
ここでは、勤怠管理の4つの目的についてご紹介いたします。

従業員の労働時間を把握するため

最も重要な目的は、従業員の労働時間を把握することです。労働時間は、労働基準法で「1日8時間、週に40時間」と定まっているため、法定時間を超過しないためにも管理者は従業員個々の労働時間を記録しておく必要があります。さらに、原則「月45時間・年360時間」という時間外労働時間の上限も守らなければなりません。管理者が勤怠管理をしっかりと行うことにより、従業員の過重労働を未然に防ぐことができます。

正確な給与計算をするため

正確な給与計算を行い、従業員へ間違いなく給与を支払うことも目的の一つです。日々の労働時間の把握が大切になるため、勤怠管理が担う役割は大きいといえるでしょう。勤怠管理をしっかりと行っていれば、労働時間を正しく把握できるため、正確な給与計算ができます。また、給与には残業代の支払いも含まれますが、保険料や税金にも関わる内容だけに、きちんとした情報を把握することが必要です。残業代は、2年分を遡って支給できますが、最初から正しく給与を支給していれば、従業員との信頼関係構築にもつながるでしょう。

コンプライアンスを遵守するため

勤怠管理は、コンプライアンス遵守という目的もあります。勤怠管理がずさんで法定労働時間を超えた労働があると、コンプライアンス違反となりかねません。場合によっては、労働基準監督署から是正勧告などの指導を受ける可能性もあります。また、未払い残業代請求が常態化しているような企業の場合、従業員から訴訟を起こされる恐れもあり、会社のイメージダウンは免れません。

なかには、「昔は我慢してやってきた」「このぐらいのサービス残業は普通」など昔の考え方が抜けきらない担当者もいるのではないでしょうか。しかし、残業代を支払わないブラック企業が問題視されている時代だけに、管理者のコンプライアンス遵守は重要な課題の一つです。コンプライアンス遵守をアピールすることで、企業のイメージアップへの貢献も期待できます。

従業員の健康維持のため

勤怠管理は、従業員の健康を維持する目的もあります。従業員が心身ともに良好でなければ、生産性の向上も期待できません。管理者が労働時間を適切に記録していれば、労働時間を適切に管理できるため、従業員の働くモチベーション維持につながったり、働き過ぎによる健康被害を未然に防いだりすることもできます。

過重労働で心身の不調をきたすことが大きな社会問題になっているだけに、管理者がずさんな勤怠管理を行っていると従業員だけでなく企業の信頼を損なう結果にもなりかねません。未然に防ぐためにも、従業員の勤務時間や勤務日数をしっかりと把握するように努めましょう。管理者が従業員の勤務状況を正確に記録しておけば、業務量の調整をしたり産業医との面談をしたりするなど、必要に応じた適切な対策が取りやすくなります。

勤怠管理をする方法には
どのようなものがある?

従業員や企業イメージを守るためには、管理者の勤怠管理が大切です。
しかし、具体的にどのような勤怠管理方法があるのでしょうか。
ここでは、勤怠管理の3つの方法についてご紹介します。

3つのポイント

タイムカード

1つ目は、タイムカードを利用した勤怠管理方法です。タイムカードは、出退勤時に各従業員がタイムレコーダーへ打刻により記録します。以前から採用されている方法なので、イメージしやすい人が多いのではないでしょうか。実際に、現在もタイムレコーダードで勤怠管理している企業もあります。タイムカードは、「比較的安価で導入しやすい」「操作が手軽」といった点が大きなメリットです。また、機械操作が苦手な人でも覚えやすい点も魅力といえるでしょう。

一方、タイムカードの回収や集計作業に手間がかかるため、従業員が多い職場には向いていません。また、打刻忘れやミスが起こりやすいなどのデメリットもあります。さらに、本人以外の打刻もできてしまうため、必ずしも正確な情報で管理できるとは限りません。リアルタイムでの打刻が必要なため、テレワークには対応しにくいことも大きな課題といえるでしょう。

エクセル

2つ目は、始業時間や終業時間、残業時間など、必要なデータをエクセルに打ち込んで管理する方法です。パソコンがある職場なら、導入コストはほとんどかかりません。無料のテンプレートもあるため、低コストで利用できることも大きなメリットです。入力したデータは、自動集計されるため、タイムカードより手っ取り早い点も魅力といえるでしょう。

一方、エクセルで勤怠管理する場合、入力ミスや集計ミスが起きやすいなどのデメリットもあります。また、入力途中で予期せぬアクシデントが発生する可能性も想定しておくことが必要です。さらに、法改正があったときは各セルに入力されている数式を更新しなければなりません。更新時に数式を打ち間違えてしまった場合は、誤った勤怠管理を継続してしまう恐れもあります。

ちなみに、エクセルでの勤怠管理は自己申告制のため、データの正確性に欠ける点も忘れてはいけません。厚生労働省のガイドラインによると、労働時間の把握する際は、雇用側の記録やタイムカードなど、客観的な記録を利用することが求められています。そのため、ガイドラインに該当しないエクセルでの勤怠管理は、推奨されていないと考えておきましょう。

勤怠管理システム

3つ目は、勤怠管理システムを導入することです。勤怠管理システムを導入すれば、パソコンやスマホ、ICカードなどを使って勤怠管理が行うことができます。勤怠管理システムの「出勤」や「退勤」などをクリックして打刻できるため、手入力によるミスがないだけでなくデータ改ざん防止にもつながるでしょう。

勤怠管理システムの大きなメリットは、リアルタイムで自動集計できる点です。社外からも入力や集計ができるため、従業員のなかにテレワークの人がいても十分対応できます。また、過重労働防止のアラート機能があったり、法改正に伴い自動更新できたりするなどでも重宝される機能です。

一方で、デメリットは勤怠管理システムの導入にコストがかかることでしょう。経営者は、企業の資金繰りを圧迫しないためにも、自社の勤務体系に合った勤怠管理システムを選ぶことが重要です。勤怠管理システムには、主に「タイムレコーダー型」「オンプレミス型」「クラウド型」などがあります。それぞれの特徴や勤怠管理システムを扱う企業の情報を把握したうえで、導入の参考にしてみましょう。

便利なシステムを導入して
適切に勤怠管理しよう!

管理者が勤怠管理を正確に行うことで、労働時間の的確な把握や正しい給与計算に役立つなど、さまざまなメリットがあることがわかりました。また、コンプライアンスの遵守など企業イメージアップにも一役買っています。勤怠管理の方法は、タイムカードやエクセルなどでも行えますが、利便性の高さを考慮すると勤怠管理システムがおすすめです。事務負担軽減のためにも、勤怠管理システムを導入して適切な勤怠管理を行いましょう。

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